中学生の夏休みの夜のことです。小児科に勤務している医師の父と看護師の母は夜勤で、姉も旅行に出かけていたため、僕が一人で留守番をしていました。
ピンポーンと鳴りました。誰かが来ても出てはいけないと言われていたのですが、ピンポーンピンポーンと何回もなるので、モニターを見ると同じクラスのNちゃんという女子でした。
Nちゃんは僕が何度も抜きネタにしていた泣き顔のかわいい子です。同じマンションに住んでいるのです。
玄関を開けるとNちゃんは枕を持ちパジャマ姿で立っていました。
「今夜は僕君と一緒に寝たいなと思って。だってお父さんとお母さん病院でしょ」
「えっ……。Nちゃんのうちは?」
「誰もいないよ。みんな病院」
こんなことは前代未聞です。でもどうして、Nちゃんを追い返せるでしょう。僕はNちゃんを家に入れました。
Nちゃんはお風呂上りなのか肌がツヤツヤでいつもよりも顔色が白いように思いました。
「ええっと……どうするの?」
「私は僕君と一緒に寝たいの。それだけ。僕君は私に何かしてほしいことある?」
「そりゃ……」
もちろん、僕の望みはNちゃんが泣くことだけです。でも、泣いてなんて言えません。
「遠慮しないで。もう今日しかないの。何してほしいか言って。裸見せてもいいし、セックスしてもいいんだよ」
普段、Nちゃんはこんな大胆な子ではありません。
でも、夜に男子の部屋にこっそり訪れるくらいだし、これがNちゃんの本性なのかもしれないと僕は思いました。