「重い?私、太ったから絶対重いよ?成長期だもん」

春奈はうっとりとした表情を浮かべながら栄太を見下ろす。自分が太っていることをどこか
嬉しそうに語る春奈。恐らくそれを聞いて絶望感を抱く栄太の表情を見ながら、
非常に苦しそうな栄太と そんな苦しみを与えながらも全く苦痛のない自分との 立ち位置を
対比し、優越感を抱いているのかもしれない。
苦痛の栄太と対照的に恍惚とした表情を春奈は浮かべている。

春奈は栄太を嫌いではない。むしろ家族として愛情は人一倍ある。
ただ、そんな栄太を尻に敷くことで快感を覚えているのだからその愛情とやらはどこか屈折しているのは間違いない。

「重そう♪」

春奈は面白そうにいった。でかい尻でお腹を押し潰されている栄太は満足に呼吸もできない状態。
意識が朦朧とし、頭痛もする。だが、彼女が飽きるまで耐えなければならない。
本当に体調が悪くなると彼女は優しく介抱してくれるが、体調が良くなると
春奈の厳しいお仕置きが待っているからだ。

どうして自分より一回り以上小さい男子を平気で全体重で圧し潰すことができるのだろうか。

女性とは本来男性より残虐であるという話を聞いたことがある。もし性悪説を採用するのなら
人間性が形成されるこの10歳〜15歳の間の女性から見る、弟というのは身近な男性であると
同時に身近な実験動物として考えられている可能性もあるのではないだろうか。