>>187
不思議と、男性で底にじっと留まっているのを繰り返しやっている人は印象が薄くて。
女性の方がたくさん見た記憶があります。バリバリ競泳水着のミラーゴーグルの人も、
ビキニに裸眼の人も、スクール水着とメッシュの水泳帽に透明ゴーグルの人も。
さまざまな息止め能力の多彩な女性陣が、5mの底に立っていたり、正座していたり、
仰向けに鼻つまんで寝転んでいたり、うつ伏せにじっと横たわっていたり。

底で共通しているのは、器材も付けず基本ストイックな水着と水泳帽に、せいぜい
ゴーグルだけの生身に近い装備で、息はしっかりと止めたまま体内の酸素に頼って
それぞれの身体能力に依存した時間、底に滞在していたことですね。
昨夜も書きましたけど、何人かが底にいるような時、みんな水面で最後に吸い込んだ
酸素だけで、水の音だけ聞こえる静かな水底で、じっと動かずそこに佇みながら、
お互い「息が吸えない制約」を共有しながら、各人が自身の息こらえ能力に頼るまま、
苦しいけど綺麗で気持ちが良い時空間を共有していた、独特の感覚がありました。
男女年齢問わず、息をこらえたまま底に滞在している時点で、戦友みたいな感覚。
自分より長いとか短いという勝ち負けよりもむしろ、そういう共感がありました。