いつものようにサテン手袋をはめて寝た
ふっと右手にはめた手袋の指先を誰かが引っ張って無理やり脱がされる感覚があった
ハッ！と目を覚ましたところ手袋はズレたりもしておらず優しく手を包んでいた
まだ空が薄暗い早朝だったが当然ながら人の気配はない
一人暮らしのため同居人もペットもいないし戸締りも完璧で侵入者の形跡もない
手袋を脱がそうとしていた人物の顔は見えないのにニヤニヤ笑っているような感じがした
もし自分で脱ぐとしたらその時点で意識がはっきりしているはず
妙にリアルだったんだけどなんなんだろう？何かの暗示かな？
手袋フェチになって今までこういったことはなかったので不思議な体験だった