>>552
車でも人間でも同じ力で動く時は軽い方が早く動けるというのはわかる?

運動エネルギーは1/2x重さx速度x速度だ。
乱暴に言えば重さが半分なら同じエネルギーで1.4倍の速度が出せる。

だから出来るだけ、軽く、薄い方が良い。これが原則その1だ。

次に、空気抵抗を減らす方が早い。
これも良いか?
走っている人間の空気抵抗は走行方向に向かっている正面の面積が小さい方が小さい。
だから、服は走っていて風で動くようではダメだ。そして可能な限り体に密着して体の表面積と変わらないことが望ましい。
動いた分面積が増えるからな。
で、更に人体が動くとその部分の空気も動くから、そこに空気の渦ができてこれが空気抵抗の元になる。
だから、薄く、小さく、かつ体に密着して、それでいて体の可動部は隠してそこが動かないようにする程度の弾力があることが望ましい。これが原則の2だ。

最後に体が運動する際の邪魔になってはいけない。
このために、間接や肩腕脚の可動域を可能な限り被わないことが望まれる。覆う場合は動きを妨げないような柔軟性が必要になる。これが原則の3だ。

以上の原則に従えば、上は女子の場合の大きな可動部分である胸部を覆う形で、肩の一部だけを隠すセパレートのトップスの形になる。
下は理想を言えば今より切れ込みが鋭いテーバックの方が良いが、これは社会的な制約があるから難しい。

お腹を覆うのは布の分重くなるし、そこを固定しなければ、布が動いて空気抵抗の元になる。
接着剤で貼り付けるわけにもいかないから、やるならレオタードのようにボトムスに引っ張ってもらうことになるが、それでも布があれば、空気抵抗の元だ。

なら無くせば良い。