残業中ムラムラした俺は、若い女性社員の机を漁っていた。
突如謎の光が視界を満たし、俺は1cmの小人になってしまった。

小さくなった俺が落下した場所は、俺が漁っていた席の隣の席、事務の40代女性の席だった。

地面までは距離があって降りられない。机に登ることもできない。
椅子の上から動くことのできなくなった俺は、ひとまずその椅子の上で夜を明かすことにした。


翌朝、席の主である40代女性が出勤してきた。
彼女は俺が椅子で休んでいることなど知るわけもなく、いつも通り椅子に座ろうとする。

俺が目を覚したのはまさにその時であった。
目の前に彼女の尻が猛烈な勢いで迫ってくるが、体が言うことを聞かず動くことができない。
ほんの少しだけ女性の匂いを感じたのも束の間、信じられないくらいの圧力が俺を襲った。

「潰れる….このままでは…」

太ももの下の柔らかい部分に押し潰されていたため即死は免れたが、それでも彼女の重さは途方もなく、全く体を動かすことはできなかった。

「もう一度立ち上がってくれれば…俺に気づいてくれれば….頼む…..」

そう思うも虚しく、彼女は平然と気づかず仕事を続けている。

まさかこんなおばさんに潰される最後なんて….
お世辞にも綺麗とはいえない40代女性の尻に敷かれるという最大限の屈辱を感じながら、俺の意識は闇に消えていった。