タマが射精すんのかよって話
そもそもふたなりってのは女性のオーガズムに共感しづらい男性向けに、あるいは絵面として表現しづらい作家向けに、便宜を図るかたちで普及が進んだジャンル
他方で所謂レズプレイにおけるペニスバンドの代替として竿を生やさせると便利であったという事情も多分にあった
こういったジャンル成立の経緯に鑑みて、ふたなりの要件としては射精可能であることがマストであると言える
また、何れの場合もジャンル愛好者の性愛対象は一貫して異性愛(女性愛・女体愛)であり、様々な要請にこたえる形で女体を改造するにしても、そのために女体や
女性性自体が毀損されては元も子もない
従って一般的な男性の異性愛の視点から見た女体の美しさに不必要な改変を加えるタマ有りは、ふたなりのコンセプトに鑑みたときに著しく不適当な解といえる

タマ(陰嚢)を加えることを、スパイスとか隠し味のように語って礼賛する者もいるが、連中は本質が見えていない
彼らが欲しているのは女性のオーガズムの可視化ではなく、男性器のビジュアルそのものなのだろうと考えざるをえない
そしてそういう連中の性的志向を一般的に論じれば、それはもうバイかゲイかということにしかならず、ふたなり成立の経緯からして彼らは相容れない存在となる