「劉邦の宦官」

紀元前二〇二年。劉邦は楚漢戦争で項羽を破り、前漢の初代皇帝となった。
その四年後、新たに都となった長安の長楽宮に、小青胡と張釈という二人の幼い少年が宦官として仕えた。
貧しい生まれの二人は宮殿での悲惨な生活のなか、強く惹かれ合う。
やがて二人は大后・呂稚に挙用され、新たに築かれた未央宮の後宮に入り愛を深め合う。
しかし劉邦の死後、後継者争いが激化するなか、劉邦の息子・劉盈に仕える小青胡と、権力の虜となった張釈の関係が変化していく。
それは、待ち受ける悲劇の序章に過ぎなかった―
――注目の新人が描く、歴史小説の新境地

単行本(ソフトカバー): 336ページ
出版社: 双葉社 (2013/2/20)
発売日:2013年02月15日
定価:1,575円 (本体 1,500円)
判型:四六判
ISBN-10: 4575238066
ISBN-13: 978-4575238068

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