左の手のひらで、玉袋の下部分をそっとさすりながら、右手を竿の中程から先端にゆっくりスライドさせる。
「ズルむけだ」とスタッフに揶揄されたそこは、熱く充血しており、小指でカリ頭をなぞると、ますます固さを増していった。

俺は先端から、いったん手を離し、開いた右の手の平の中央で、すっかり固くなった先端を、そっとなで回した。