僕が中2の頃の話。僕のクラスにはラグビー部のガキ大将のいじめっ子、まさにジャイアンのような人がいた。
中1の頃には同じクラスでは無かったが、中2で一緒になってしまった。その頃、僕は155cm73kgのデブだったが、お腹はそこまで出ていなかったのでガキ大将Kの標的にはならず6月までは普通に過ごしていた。
6月になると憂鬱なプールの授業が始まってしまう。身体のフォルムがダイレクトに出てしまうので僕は嫌だった。
プールの時間になり僕はバスタオルで全身を隠し、水着に着替えた。
中1の頃に買った水着で体が成長しているので、太ももの所でつっかえてしまったが、なんとか力を使って履くことができた。お尻がパツパツで動きづらいがまあいいだろう。
そこからなんとかプールサイドまでKに見られないように逃げた。しかし結局はタオルを取らなければいけないのでみんなに隠れてタオルを脱ぎプールサイドに向かいプールの前についた。
そこからは見つからないようにもじもじしていた。しかし遅れてやってきたKにすぐに見つかってしまった。
僕の体をまじまじと見て僕に向かって「デ、デブ〜〜〜!!!お前めっちゃデブじゃん!!!」とみんなに聞こえるように叫んだ。そこからのプールの授業は最悪だった。
運が悪いことに僕はKの出席番号の前なのでKの前に並ぶことになった。するとKは標的を見つけて嬉しいのか僕のお尻を何発も叩いて笑っていた。
僕は反応したらダメだと思い、無視していた。しかしKは止まらず僕のお尻を叩き耳元で「おいデブ」「デッカいケツだな」「返事しろクソ豚」などと罵詈雑言を浴びせてきた。