今年で62歳、会社も定年で毎日が日曜日。
考えることは、男 勃起 兜 尺八 云々の毎日。
15年位前の夏の出来事。
さぼりと冷を求めて入った映画館での初体験。
まさに衝撃の接触、まさか自分がって思う出来事。
脳とは別の身体の反応。
イヤ違う、脳もそれを覚えていたはず。
嫌悪感との葛藤。
それにもいつのまにか慣れて、一途な快楽への思い。
世間に言えない暗く淫靡な行い。
それが一層刺激的であって燃える。
まるで、若い頃のようなトキメキにも似た高揚感。
幼少からの友人にも知られたくないヒミツ。
幾つかに別れた自分のパーツと心。
それなりのバランスでの平衡。
いつからか無くなり始めた性へのこだわり。
気持ちが良ければアリかなって。
でも、一生このウソをついていくと思う。
自分の保身、家族への思いやりとか世間体・・・。
誰でも多面を持っていると思う。
ただ、オトコが好きなだけ。