昔、実家の近くに文房具の卸問屋経営の小売店があった。
普通の文具屋よりもたくさんの種類の商品があり
用もないのに閉店前の客のいない時間帯に行くのが好きだった。

色んな種類の画用紙や鉛筆なんかを見ては
いらないのに数十円で買える文具を買っていた。
自分の選んだ商品を会計してもらっている時、至福の時が訪れる。
自分でも何故だが分からないが
ケツの穴の奥の方がジンジンジュワーとして気持ちがいいのだ。
会計するのは古臭い制服を着たおばちゃんだから
そのおばちゃんに感じてた訳ではない。
勃起はしていないのだが
ケツの奥からジワジワと発せられる快感がたまらない。
快感に身悶えるガキを目にして
大体おばちゃんは「おトイレ行きたいの?」と聞いてきた。
自分は首をふり、会計を済ませて走って家に帰っていた。

最近「あれがドライオーガズムなのか?」と思い
エネマグラを使ってあの快感の再現に勤しむが
あの時の快感が襲ってくることは一度もない。
勃起も射精もないけど
これが一番の少年時代のエロい思ひ出。
今でも古びた文房具屋は好きなのである。