男のパンツはボクサー?トランクス? この10年で「常識」変わった
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170618-00000001-jct-soci

一昔前なら、男性が履くパンツはトランクスが「常識」だった。ところが
この10年ほどで、潮流はかなり変わって、ボクサー派が大きく勢力を
伸ばしているという。

 男の下着をめぐる最新情勢を、メーカー各社に尋ねた。

■10年前はトランクスが半数だったが

 「今の主流は、完全にボクサーですね」

 グンゼによる購入実態調査によれば、最新の17年春夏時点の勢力図は、
「ボクサー」が41%と最多なのに対し、いわゆる一般的な「トランクス
(布帛トランクス)」は28%留まり。2006年時点では50%と安定多数を
占めていたのが、この約10年で20ポイント近く減ったことになる。

 ワコールも、ウェブサイトでの販売は「若い利用者の年齢層には、
ボクサーパンツが圧倒的です」。「B.V.D.」ブランドの富士紡ホールディングス
(HD)の販売実績(2016年度)でも、トランクスが約3割なのに対し、
ボクサーが4割と優勢で、かつボクサー購入者の4割は20代だという。
特に若い層では、ボクサーの人気はすっかり定着したようだ。

 そもそも歴史をたどれば、男性用の下着として、戦後まず普及したのは
トランクスだった。1950年代に入ると、米国発のブリーフが急速に普及するが、
1980年代に入ると失速、再びトランクスの時代に入る。ボクサーは90年代
から登場したものの、「おしゃれ下着」というイメージが強く、主流を奪うには
至っていなかった。