（2015/11/30 17:40）
国内で撮影したわいせつな動画が海外サーバーを通じて国内向けに配信された事件を捜査している県警生活保安課、サイバー犯罪対策課、沼津、熱海両署は３０日までに、
わいせつ電磁的記録有償頒布目的所持、わいせつ電磁的記録送信頒布ほう助などの疑いで東京都の芸能プロダクションや映像制作会社の関係者ら８人を逮捕した。
捜査関係者への取材で分かった。
県警は３０日午前、東京都目黒区の雑居ビルに入る芸能プロダクション事務所など関係先数カ所の捜索を始めた。
違法なわいせつ動画配信の隠れみのとされる海外サーバーを悪用したビジネスの解明を進める。
逮捕されたのは、都内の映像制作会社代表の男（５３）＝わいせつ電磁的記録有償頒布目的所持容疑＝、
芸能プロダクション社員の男（３１）＝わいせつ電磁的記録送信頒布ほう助容疑＝、所属女優（３２）＝同＝のほか、別の芸能プロダクション社員の男２人と所属女優３人。
芸能プロダクション社員の男（３１）と所属女優（３２）の逮捕容疑は今年３月下旬ごろ、海外のアダルト動画サイトから国内向けに配信されると知りながら、
映像制作会社代表の男が制作した無修正のアダルト動画に出演したり、女優を派遣したりした疑い。
捜査関係者によると、映像制作会社代表の男は数年前から、米国の動画管理会社を通じ、制作した動画を同国のアダルト動画配信サイトに提供していた。
サイトは同国のサーバーを通じ、動画を日本人向けに有料配信していたとみられる。
http://www.at-s.com/news/article/social/shizuoka/175004.html