性の多様性を学ぶ授業
http://www3.nhk.or.jp/lnews/nara/2055547531.html

レズビアンやゲイなど、「LGBT」と呼ばれる性的マイノリティーへの差別や偏見を無くそうと、
奈良県内の高校で性の多様性を学ぶ授業を行った結果、生徒の意識が
多様な性を認める方向に大きく変わったことが分かりました。

性の多様性について理解を深める授業は、厚生労働省の研究事業の一環として
大学の専門家と奈良県の高校教諭の研究会が去年4月から11月にかけて行いました。

対象は、県内の高校、13校の生徒、およそ2700人で、授業の前とあとには、
意識がどのように変化するかを調べるアンケートが行われました。
その結果、授業前に
▼「同性愛のことは理解できない」と答えた生徒のおよそ4割が
授業後には、同性愛を理解出来ると回答したのをはじめ、
▼「ホモ、レズ、おかま」という言葉は差別語ではないと考えていた生徒の
およそ半分が差別語だと認識するなど、生徒の意識が多様な性を認める方向に
大きく変わったことが分かりました。