男35歳 “精子”の分かれ道
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20171128/k10011237491000.html
「“卵子の老化”ってよく聞くけど、男性は何歳でも大丈夫でしょ」
そう考えている人は大きな間違いです。
男性不妊の専門、獨協医科大学埼玉医療センターの岡田弘医師によると
男性は2つのタイプに分かれるそうです。
「35歳を分岐点として“精子力”(=妊娠させる力)が落ちるグループと、
落ちないグループです」
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20171128/K10011237491_1711281046_1711281048_01_05.jpg
35歳以下でもケアを
最も多いのが「精索静脈瘤」と呼ばれる病気。精巣やその周辺の静脈にこぶができ、
血液が滞って精巣の温度が上ります。
体の外にあり体温より2度ほど低いのが適している精巣。その温度が上がると精子の数が
減ったり運動率が落ちたり、精子のDNAに傷がつくこともあります。
精子が10倍に
精索静脈瘤となった32歳の男性に話を聞くことができました。
30歳を超えて訪れた男性不妊専門の泌尿器科で精索静脈瘤と診断されたのです。
男性は原因が見つかったものの精巣を手術することには抵抗があり、1年以上悩んだ末、
これ以上、自分のせいで妻につらい思いをさせたくないと考え手術を受けました。
すると手術前と比べて、精子の数が10倍ほど増え、運動率も20%上がったのです。
そして手術から半年後、妻が自然妊娠しました。