5分程経った頃だろうか、俯いたままの俺に母が近付き、俺の肩に手を置いて言った。
「○○、セックスっていうのはね、本当に愛し合った二人がするものなの」
「お母さんは○○の事好きだし○○もお母さんの事好きだと思うけど、それは男女の愛とは違うの」
「見たいって言うなら見せてあげる、でもセックスだけは絶対に駄目なの。分かってくれる?」
「…分かんない」
「○○、本当にダメなの」「分かんないよ!何でお母さんの事女の子として愛してないって分かんの!」
「俺はお母さんの事大好きだし、他の女なんか好きにならないよ!」
その時は本気でそう思っていたし、実際クラスメイトの女子には見向きもしなかった。