実の母とはずっと別居中。母だと思っていたのは母の姉だった。中学生になっ
てから、美人の「玲子おばさん」が母だと知った。二人きりで会い、事実を知
ったことを話した。泣かれた。すごい複雑な事情を話された。抱きしめられた。
「あなたもこのおっぱい吸ったのよ」と言われた。で、また吸わせてもらった。
たった。
大学生になってから、独身の玲子おばさんのところに同居させてもらうことに
なった。実母だから何の問題もないだろう、というのが育ての母の考えであっ
た。しかし、やってしまった。一緒におふろに入り、背中を流しあい、母に童
貞を捧げた。母は子供ができないからだということで、ゴムは使わなかった。
 でも、母には付き合っている人がいた。母とその人の写真を見せてもらった。
30くらいのスリムな女の人だった。母の相手が女の人で、母が同性愛者だと
わかってほっとした。
 母の彼女は英子さんといった。「へーえ、玲子姉さん、こんなかわいい子
がいたんだ」と言われた。3人でした。母も英子さんもバイなので、考えてみ
れば、俺と英子さんが夫婦になれば、3人の関係は永続的なものにできる。