2〜3回咀嚼したあと、母ちゃんに口移しした。母ちゃんは驚いた顔をしたが、母ちゃんもそれを少し咀嚼して飲み込んでくれた。
俺が「あんまり美味しくないね」「母ちゃんのつくってくれたお握りが、ずっと美味しいね」
と言うと、母ちゃんは少し顔を赤くして、「そうだね」と小声で言った。