彼女美妃の大学の件もかたずいた翌年に一寸とした事件?が起きた。実母葵さんがある言葉を口走ろうとした時に
「美妃には今迄黙ってて申し訳無かったが、実は私この度此方のMRさんとけっこ ・ ・ ・」そう言いかけたら、
「ちょっと待ったーっ! 私、この結婚絶ーーー対に認めないから。勿論っ養子縁組なんて以ての外だからねっ!」
俺は、やっぱし…と呆れ、どうしてなの?と困惑頻りな顔の実母葵さんを、娘美妃は睨み付けては
「いくら何でも突然すぎる?何があってこうなったのか?ちゃんと順序立てて話してもらいましょうかねお母さん!」
会社を大きくしたいが、前融資返済中の為か?銀行が貸付限度越えてまで貸してはくれないので
以前出た合併話で,対等かそれ以上まで譲歩して…で他にも色々あって、単なる保証人に落ち着いたかにみえたが
彼女美妃が、「紙上だけの結婚…形式上の結婚なら事実婚でいいんしゃない?」 強硬に大反対押し捲られてしまった
「貴女がその気でそんな強気なら、こ私も好きにさせてもらいますから」 の宣言通りに葵さんは、早速その足で
さっさと遠くに出てしまった