顛末書いていきます。

後出し多くてごめん。
妹の立場が確定するまで、妹のバックグラウンドを一切書けなかった事情があります。

妹は直系ではないが、母方一族の家業の跡取り筆頭候補だった。
能力的な面では他にも優れた人はいたんだが、妹は容姿・運の強さがぶっちぎって
高かった事も加味されての判断だと思う。
母さんは妹を筆頭候補に挙げることに強く執着していた。
(俺はそもそも母さんの実子じゃないから最初から除外)
そのつもりで妹は中学から将来必要な教育を受け、母方親戚が中心となって
大切に育てられてきたんだが
妹の性格的に母さんの一族と合わずに、悩み始めたのが始まり。
妹は中学の時に「政治のメディア戦略」のテーマに嵌り、
郵政民営化の経緯に興味をもって、手法をナチス時代まで遡って調べて
レポートを書いた際、自分が母方一族からこれまでどういう種類の教育を受けていたか、
ある種の洗脳に気付いてしまった。
妹はだんだん母さんの言うことを聞かなくなり、
しまいには自分を後継ぎ候補から外してほしいと言い出す。
母さんは業界では女傑として有名、社会的評価も高い人で、
また、親父が学生の時に同棲していた実母との間に生まれた俺を
母さんが結婚する際に引き取ってくれて、後に生まれた妹と分け隔てなく
養育してくれたような所もあるんだが
未熟さを愛せない→子供嫌い。子育てノータッチ。
選民意識が高く、一族の事が絡むとトチ狂う。
みたいな一面もあった。
妹の態度から、自分の計画が狂わされようとしている母さんも焦って
妹に説得を試みたり、妹の交友関係を縛ったり、力でねじ伏せようとしたものの、
妹はますます母さんから距離を置き、激しく言い争うことも増えたようだ。