【風俗嬢】過ぎ去りし想い出は【風俗店員】part3 [無断転載禁止]©bbspink.com
■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
0002なまえを挿れて。2017/07/30(日) 06:39:06.64ID:gy98mzgb0
「マイさん、最近すごく私たちに命令口調で・・・ちょっとついていけないかなって」

「え?マイが?」

「うん。だって私たち、マイさんのために働いてるわけじゃないです・・」

「そ、そりゃそうだよね。」

俺はそれを聞いてびっくりした。

この店のリーダーに、と言ったのは確かに俺だけど、暴走してるってことなのか?

マイにプレッシャーを与え過ぎてしまったのだろうか。

俺が考え込んでると、ミサキが続けた。

「昨日の夜ね、マイさんに誘われて渋谷にご飯行ったんですよ。そのとき・・」

「そうなんだ?それで?」

「あ・・ううん。なんでもない。とにかく私、もうこれ以上はつらい・・」

そんなに追いつめられるまで我慢してたのか?

ミサキは嫌なことがあっても、周りに愚痴を言ったりする子ではない。

俺に直接言ってきたというのは、相当我慢ならないところまで来てるってことだ。


それと、昨日の夜、渋谷で何かあったのか?

ミサキが言いかけたことが、気になった。
0003なまえを挿れて。2017/07/30(日) 06:40:04.78ID:gy98mzgb0
俺はすぐ、レイナにも確認しようと思い、個室に行った。

さっきミサキに聞いたことを、レイナにそのまま伝えた。

「うん、ミサキちゃんから聞いてるよ。」

ミサキは俺に言う前に、レイナに相談していたようだ。

「マイちゃん、あの子、頭おかしいよ。」

俺は仰天した。店で一番おとなしいタイプのレイナが、

こんな過激な発言するとは想像もしてなかったからだ。

「なんかいちいち私やミサキちゃんに、もっと頑張れって言ってくるし、
なんで他の女の子にそんなこと言われなきゃならないの?」

やっぱり俺が、マイに責任を負わせすぎたのだろうか?
「ごめん、俺も悪いんだ。」

俺は、マイに負わせた責任のことを、レイナに正直に説明した。

「それだけじゃないよ部長。あの子はやめたほうがいいと思う。」
「え?他にも何かあるの?」
俺はミサキが言いかけた、昨夜の渋谷での出来事に関係がある気がした。

「詳しいことは言えないよ・・・部長も聞かないほうがいいと思うし。」
結局、レイナもミサキも、それ以上のことは教えてくれなかった。
0004なまえを挿れて。2017/07/30(日) 06:40:54.44ID:gy98mzgb0
俺はフロントに戻り、自分がマイを追いつめ、その結果他の女の子まで被害を受けてしまったことを、

後悔した。

早く修復しなくては。

それにしてもミサキとレイナが言いかけたことが気になった。

昨夜渋谷で何があったのだろうか?

営業終了後、みんなが帰るのを見計らって、マイの個室に行った。

今日もマイはラストまで働いたので、店泊予定だった。
「お疲れ様。ちょっといい?」
「うん。どうしたの?」

俺は、昨夜の渋谷のことを聞くのは最後にしようと思って、
まずはミサキとレイナが思ってることを、マイに伝えた。

「マイ、あまりプレッシャーに感じて欲しくないんだ。
今までどおり、仲良くやってくれるだけで充分なんだから。」

「だって、みんな最近怠けてるよ。指名だってとれてないでしょ。」

「そうかもしれないけど、それはマイの責任じゃない。リーダーとして
みんなを励ますことはあっても、責めちゃダメだよ」
マイは納得がいかない顔で、だまりこんでしまった。
0005なまえを挿れて。2017/07/30(日) 06:41:50.09ID:gy98mzgb0
「話は変わるけど、ミサキと渋谷で何かあったのか?」
俺がそう問いかけると、マイはびくっと体を震わせ、
下を向いたまま固まってしまった。

俺が声を掛けても反応しない。
やがてマイを顔をあげると、何かを決心したように立ち上がり、
荷物をまとめて無言のまま個室を飛び出していった。

「お、おい!どこ行くんだよ?」

俺の呼びかけに振り向くこともせず、マイは店を出て、深夜の歌舞伎町の中に消えていった。
今日はそれ以上追いかけても無駄なような気がした。

そこからマイとは連絡が取れなくなってしまった。

どれくらいの期間だっただろう?
残念ながら記憶にない。
数日だったか、数週間、あるいは数カ月・・・

いや、数か月なら覚えてると思うから、せいぜい1〜2週間だったんじゃないかな。
次にマイの所在がわかったとき、彼女は意外な場所に現れたんだけど、
その前に、ミサキとレイナが言いかけた「昨夜の渋谷の事件」をミサキから聞き出すことができたので、
その話をする。
0006なまえを挿れて。2017/07/30(日) 06:42:47.66ID:gy98mzgb0
あの日ミサキから「昨夜渋谷で・・」と最初に言われた時、
嫌な予感がしてたんだ。すごく嫌な予感が。

というのも、以前マイからこういうことを打ち明けられたことがある。
「うーさん、私ね、このまえ渋谷でスカウトに声かけられたの。」
「え?スカウトって風俗の?」
「うん。あっ、でも断ったからね。もちろん!」
「なんだ。驚かせないでよ。びっくりした。」
「クスクス・・でもね、移籍したら祝い金100万くれるって言われたから少し考えちゃった」
「ひゃ!ひゃくまん?そんなの詐欺だって!入店しても絶対くれないよ!」
「うーん、多分、ホントにくれると思う。」
「なんでそう思うの?」
「それはたまたまその店が、私の知ってる人がやってるお店だったから。」
「え?」
「稲山会の直営店なの。」

左腕に黒豹の和掘りがあるマイのことだ。

そっち方面に人脈があることは予想はしていたが、直接本人の口から聞かせられると、

ちょっと俺は尻ごみしてしまった。

「そ、そうなんだ・・」
「うん。もうかかわりたくないから逃げてきちゃった。」

たぶん、本当に100万もらえたとしても、店で働くだけでは済まされないんだろうな、
ってマイはわかっていたんだと思う。
0007なまえを挿れて。2017/07/30(日) 06:43:18.84ID:gy98mzgb0
その話を前もって聞いていたから、ミサキから「渋谷で」と言われた時、

そっち系のトラブルなのかと予感はあった。


「ミサキちゃん、マイちゃんと連絡が取れなくなっちゃったよ。
このまえ言いかけたアレ、渋谷で何があったの?教えてよ」

「うん、話しますね。あの日、マイさんからご飯誘われたの。
そんなこと今までなかったし、なんで渋谷なんだろって思ったけど、
せっかく誘ってくれたんだから断りづらくて、渋谷に行ったんです。」

「食事に?マイが?ふたりっきりで?」

「うん。ふたりで。イタリアンの店に連れてってくれた。」

「へえ、マイちゃんとミサキちゃんが二人でどんな話するのか、想像もできないな。
もしかして、仕事や、指名数のお説教みたいな話されてウンザリしたとか?」

「そうそう、私もそれ系の話だと思ったから、ホントは行きたくなくて。
でも、もっとヤバい話だったんですよ!」

「もっとヤバいって何が?」

俺は嫌な予感マックスになってきた。

「・・・クスリすすめられた」

俺は心臓が止まりかけた。
■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています

ニューススポーツなんでも実況