イッているのに容赦なく続けられるセックスの、悲しいような切ないような
体の芯をじんじんと痺れさせる快感にすっかり飲み込まれたわたしは
もう可愛くイクたしなみなどすっかり忘れて、凄いのをたくさん見られてしまいました
というのも、その体位が忌まわしいのは、ピストンを味わい続けるためには
わたしの方も足腰を使って性器の微妙な位置や角度を調節し続けなければならないからです
(Sさん曰く、世界でいちばんいやらしい社交ダンスだそうです)
こともあろうに大嫌いな人と二人で恥ずかしいダンスをたっぷり踊ってしまったことの
後悔、あさましさの自覚、敗北感などから、わけのわからない興奮状態に陥ってしまい
自暴自棄になって「〇〇の○○○ またイッてます」などと、恐ろしいセリフを
生まれて初めて自発的に口にしてしまったセックスでもありました
いま思えば、あのセックスでわたしの中の何かがはじけ飛んだような気がします