娘を見るなりニヤけながら私にデートですか？など聞いてくるので嘘の中に真を混ぜる作戦で｢娘とデートなんだ。妻が亡くなってから塞ぎこんでいたから気分転換にね｣と
後輩は娘の顔を見たことが無いので半信半疑のようでしたが娘が｢○○と申します。父がいつもお世話になっております｣と返す
すると信じたようで今度は娘に｢今度飯でも行きましょう｣等とお誘いをかけてくる
正直私はこの後輩の女癖の悪さを知っているので娘に近付けたくなかったのでその場で次行くところがあるからと話を無理矢理中断させ離れる
レストランで夕飯を食べている時に娘に思わず｢さっきの男はどうだ？｣と聞いてしまった
後輩の性根を知っているのもあったがそれは明らかな嫉妬心から来るものでした
娘は｢ん〜…お父さんが嫌ってそうだし論外｣と冷ややかに言ったのでホッとする私
それと同時に私の心を見透かされたようで恥ずかしくなり顔がみるみる熱くなり
それを見てほほ笑む娘は｢前にも言ったけど私には○○が居ればもういいの｣と言ってくれました
だが…果たして私は後輩が娘を任せるのに相応しい立派な男だったとしても…素直に娘を送り出せるのか判らなくなってしまった