「はい」
「何て言っていいか、こんな言い方おかしいかも知れないけど、お疲れ様でした」
「・・・(涙) ○○さん・・・ありがとう(涙)」
「ちょ、泣かないでよ・・俺も、」
もう二人で泣きました、抱き合って泣きました。
「今日はさ、サービスはいいから、最後だしゆっくり話したいんだ」
「でも・・・○○さんがそうしたいなら」
「うん、そうして」
そして二人で肩寄せて今までの事や話してなかった事をいろいろ話した。
2時間はあっという間に過ぎた、本当はもっと時間取りたかったけどお店から事情を聞かされ一枠だけで我慢した。
彼女のソープ嬢としての最終日、お別れの対面を希望するお客は俺だけじゃなかった、そりゃそうだ。
その代わり最終の枠を取った、少しでも何でもいいから彼女の記憶に残りたかったから。