>>604
秋の小雨が降る中、駅で、Jを見かけた。
まだ、出勤時間内だよなと思った。
Jに声をかけようかと思ったがJの姿を見て躊躇した。

幼子を、抱きしめ、ベビーカーを押して急ぎ足でホームに降りて行くJの姿だった。

この時、私はJがシングルマザーなんだと思った。