中学生からもう30年以上の知り合いだった同級生の女友達
女としての魅力は無く、キスも手も繋いだ事も無いただの話相手
家が近い事もあり半年ごとに同級生何人かと集まって飲む、そんな仲だ
共に既婚で互いのパートナとも顔見知り、ましてや50近い年齢
間違いなんて起こるはずもない

一年ほど前、僕が怪我からの復帰祝い（と言う名目で）の飲み会があった
勿論彼女も参加で、いつものバカ騒ぎ
帰り道は同じ方向なのでいつものようにタクシーで相乗り
近くのコンビニで降り買い物しつつ並んで歩く僕ら、、それもいつもの事

彼女の実家は農家で大きな納屋があり、飲み過ぎたと言った彼女は納屋に積んであった
農機具のタイヤに腰掛け買ってきた水をあおりだす
片足を引きずり気味の僕を気遣い、隣をパンパンと叩いて座れと促す彼女
僕は同じく買ってきたサワーを飲み始めた

特に悲しい事も寂しい事も、人恋しい事もお互い無かったはず
なのにその日は、目が合うと同じタイミングで唇が接近しキスをしていた
そのまま声を殺したままむさぼりあい、最後は彼女が僕に跨って互いに果てる
彼女は何も言わず後処理をして、最後にまたね！と手を振り家に帰っていく
僕も少し夢見がちな気分で帰路に着いた

あれから何回か会ったけど本当に素知らぬ顔、僕も彼女も
きっと誰にも言わず死んでいくのだろうと思う

エロくない長文スマソ