高校から進学も見えてきて、学校の下見に行くついでに泊りに行った時の朝
朝食を用意してるおばさんに寝ぼけて「お母さん」と言ってしまった
そしたらおばさんは号泣して止まらない
叔父は「大丈夫だから」と言って俺は部屋に戻らされた

最近になって母に「叔父さんちは子供つくらないのかね」と聞くと「あんた、それよそで言ってないでしょうね」と
おばさんは子供が出来ない体で、叔父は承知の上で結婚したらしい
子供が出来ないから代わりに俺を甘やかしてくれたんだろうなと思うと同時に
あんとき「お母さん」と呼ばれたおばさんはどんな心境だったのだろうと
気まずくなって会えない俺にはもう想像もできない