20代の後半に付き合った子は、冗談じゃなく綾瀬はるか似の美人で、家はお金持ちだった。
地方の地主の娘で、実家のある土地と彼女の名字が同じで、実家の屋敷とは別に、街に広い自宅があった。
歴史が好きなので調べたら、地侍というか土豪というかで、江戸時代以降は林業で財を成した家。
彼女の就職先は県内では一番の建設会社の秘書室。どう考えてもコネ入社だったけど、本人はいたってまじめに働いていた。
友達の紹介で知り合って、付き合うようになってわかったのは、極端に押しに弱いこと。
そこに付け込んで聞いてみたら、唯一一人暮らしをした大学時代には、消防士の彼氏の言いなりになっていたようだった。
ちなみに、彼女は綾瀬はるか似なのに胸はまったくなく、標高2センチくらいの膨らみに大人の乳首が乗っているだけだった。