>>398
好美も武田君にしがみつき、身体を弓なりに反らせ、絶頂の波に飲み込まれてた。
私は胸が締め付けられ、頭が真っ白になった。
武田君の裏切り、私が可愛がり信頼してきた後輩の裏切りが、私の心をズタズタに引き裂いた。
耐えきれず静かに家を飛び出て、その夜はビジネスホテルに泊まった。
あの光景が脳裏を駆け巡り眠れない夜を過ごし、朝が来るのをただ待った。
翌朝、家に戻ると好美はまるで何事もなかったかのように台所に立っていた。
白いブラウスから覗く首筋には昨夜の情事の名残と思われる薄いキスマークが残っていた。
好美は「あら、早かったのね!びっくりしたわ」と、彼女はいつもの柔らかな笑顔で言って出迎えてくれた。
その笑顔がいつもなら私の心を温めてくれるのに、今日はただ冷たく胸突き刺さるだけだった。
この先どうすればいいのか。答えが見つからないまま時間だけが過ぎている。

妻を信頼してた部下に寝取られた
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