彼の黒光りする筋肉が目の前で息づいている。驚いて声を上げようとした瞬間、彼の大きな手が私の口を塞いだ。そしてそのまま壁に押しつけられた。
「静かに。声、出さないで」
低い声が耳元で響く。抵抗する力が抜けてしまう。ジェイの唇が私の唇を塞いだ。最初は優しく、探るように。でもすぐに舌が入ってきて、激しく絡みついてきた。
「……んっ」
息ができない。熱い。ジェイの胸板が私の胸に押しつけられて、バスタオルがずり落ちる。彼の手が私の腰を掴んで、ぐいっと持ち上げた。足が床から浮く。
「綺麗だよ……ずっと欲しかった」
ジェイの指が、私の濡れた場所に触れた。恥ずかしいほど簡単に中に入ってきて、ぐちゅぐちゅと音を立てる。私は首を振ったけど、腰が勝手に動いていた。
「だめ……私には夫が居るのよ……」
「知ってる。それがいいんだ」
彼は笑いながら、私を壁に押しつけたまま、自分のものを押し当ててきた。熱くて、太くて、信じられないくらい硬い。先端が少し入っただけで、頭が真っ白になった。