0257名無しさんだよもん2011/10/04(火) 20:10:45.94ID:CuwU9uaA0 「…ずっと…信じてた。 長瀬ちゃんが来てくれるって。 だから、ずっと長瀬ちゃんの事呼んでた…」 気づくと、僕は泣いていた。 涙が頬を伝う。 「…ありがとう。長瀬ちゃん。 来てくれて。本当にありがとう…」 ずっと呼んでた…。 それは多分、僕と別れてから15年、 ずっと呼び続けてくれたという事なのだろう。 後悔が自分を襲う。 なぜ彼女の事に気づいてあげられなかったんだろう、 なぜ彼女を助けてあげられなかったんだろう…。 「ごめん…ごめんね…瑠璃子さん…」 彼女を強く抱きしめながら、そう言った。