第19回こみっくパーティー総合スレッド
PCの中ひっくり返してたら、昔書き留めてた南さんのお話が出てきたんで投下してみる。
当時もうちょっと活躍がほしくて書き直し続けてたんだけど、初期原稿だけで十分まとまってた。 徹夜組と南さん
オタクの夏の祭典、通称「夏こみ」を翌日に控えた深夜。
夜も更け、涼しげな夜風がたなびく東京ビッグサイトから、スタッフの仕事を終えた牧村南が、ようやく家路につこうとしていた。
「ふぅ、あとは明日の本番を待つだけね……」
ため息混じりに、南がつぶやいた。
「そうだなぁ、無事に開催できるといいんだけど……」
駅までの見送りに来ていた、千堂和樹が疲れた口調で言った。
和樹の言う通り、前回の花火事件や爆破予告等のせいもあり、今回のこみパは厳戒体制で臨む事になっていた。
かく言う和樹も、今日は御影すばると一緒に警戒に当たるため、ビッグサイトに泊り込む事になっていた。
ちなみに、「こみパ防衛軍」の発起人でもあるすばるはというと、今日、荷物を取りに帰ったついでに祭りの縁日に寄り、はしゃぎすぎて今はビッグサイトのスタッフ控え室で熟睡している。
そして、スタッフである南の仕事が終わるのは、終電も間近というこの時間帯になっていた。
「ところで南さん、聞きたい事があるんですけど」
「はい?なんでしょう」
和樹に向かって南が向き直った。
「どうして、こんなにいっぱい、人がいるんですか?こんな時間に」
三人がやぐら橋を越え、下り階段にを見下ろすような場所から、イーストプロムナードと呼ばれる広場を見渡した。
「……その、いわゆる、徹夜組……です……」
こめかみに指をやり、南がうめいた。
夜も更け始めたというのに、あたかも真昼の繁華街のような騒然としたその光景は、スタッフという立場からすれば絶望感に満ちたものであった。
道路灯の灯りを頼りに、地べたに座りこんで黙々とカタログチェックを続ける多数の人間。
そしてそれらを気にも止めずに行き交う、リュックにコンビニ袋といういでたちの、更に多数の人間達。
コンビニやファーストフード店、ファミレスは彼らで溢れ返り、彼らの数はゆうに千を越える。
「徹夜組」と呼ばれる彼らは、明日のこみパ本番までここに居座り、警察や周辺住民の目の敵にされ、あらゆる苦情がこみパ準備会に寄せられるのだ。
昔なら一人一人に言って聞かせる、という方法も取れたかもしれないが、今や総数二千人とも言われる徹夜組である。 いくら幹部スタッフの南とはいえ、気が滅入るというものだ。
今では徹夜は黙認状態、準備会とは別の組織である「徹夜スタッフ」が現場を取りしきっているのが現状だ。
「ほんとに、カタログで再三注意してはいるんですけど、どうしても集っちゃうんです」
「禁止してるのに、こんなにいっぱい?どうなってるんだ!?」
「理由は人それぞれですけれど、限定本目当てとか、色々こちら側にも徹夜を呼び寄せる要因があるのは間違いないんです」
「たかが限定本の為だけに、こんなにいっぱい?!」
「ええ。元々、同人誌というのはその場限りの限定的な意味合いが強いものですし、必然的に徹夜してでも手にいれようという人は、一般的に見てもそれほど不自然な行動ではないんです。ただ、その数が……ちょっと……」
「このビッグサイト周辺を埋め尽くしてるんだもんなぁ。南さんの言う事もなんとなく分かりますよ……」
「私は一応、徹夜の見まわりをしてから帰るつもりですけど、和樹さん達はどうされます?もう遅いですし、ビッグサイトに戻られて仮眠を取った方がよろしいと思いますよ」
「いえ、もののついでですから、俺も見て回りますよ。これもこみパ防衛軍の仕事だと思えば、なんてことないですよ」
「じゃ、イーストプロムナードから見て回りましょうか。後で徹夜の記帳所にも挨拶に行きますね」
そして、やぐら橋を降り立った二人が、徹夜組の見回りの為に歩き出した。
「なんだか今日のお祭りみたいだなぁ」
今日、泊りこみの荷物を取りにいったついでに、祭りの縁日に遊びに行った和樹が、徹夜組で賑やかなイーストプロムナードを見て言った。
「そうですね。徹夜といっても限定本目当てばかりじゃなくて、前夜祭気分で来ている方もいらっしゃいますから」
「前夜祭かぁ……南さん、準備会でもそういうイベントは企画できないんですか?」
「ええ、一度はそういう話も持ち上がったんですが、何しろこの周辺で深夜に借りれる会場というのもありませんし、なにより未成年の方も多数いらっしゃいますから」
「そうかぁ……色々大変なんですね」 「ええ。警察からも、未成年者だけはどうにかしてほしい、と再三苦情が寄せられてるんですよ。未成年が深夜、こういう所に来るだけで、深夜徘徊ということで補導の対象になりますし、現に時々見回りに来て補導していくこともあります」
「同人誌目当てで徹夜する体力のある奴っていったら、若い奴に決まってるしな」
「社会人さんもかなりいらっしゃるみたいですけど、ほとんどは大学生らしいということです」
「ははっ、オレと同じか……」
南の言葉に、和樹がうなずいた。
「あれ……あれ、マクドナルドじゃないか?こんな夜遅くにやってるなんて珍しいなぁ」
和樹が、いまもこうこうと灯りが灯る、一軒のファーストフード店を見つけて言った。
「ええ、去年ぐらいからこのこみパの日だけ、二十四時間営業に切り替えたらしいんです。周辺のコンビニも、今日だけは特別体制を敷いて販売に当たっているそうです」
「ってことは、全部徹夜組の為にですか?!あのマクドナルドが?!」
「ええ。徹夜している人にとってはいいことなんでしょうけど、私としては……」
「何か、困る事でも?」
「こうして、徹夜がどんどん既成事実化していくのが怖いんです。今でも徹夜スタッフが仕切って、管理された徹夜が行われていますし、このままだと本当に徹夜が増える一方なんです」
「そうかぁ……辛いとこですね。しかし、みんな恥かしげもなく路上で寝てるもんですね」
そのマクドナルドの目の前の路上で、ディバッグを枕に仮眠する徹夜組を見て、和樹が言った。
「ほんとに何て言ったらいいか……皆さん何かあったらどうするつもりなんでしょうか……」
南も、心配げに彼らを見る。
「昔、晴海に見本市会場があって、そこでこみっくパーティーを開催していた時は、C館と呼ばれていた建物に徹夜組を収容していたんです」
「え?徹夜組の為に会場を用意したんですか?」
「ええ。あの頃は住宅街も近くて苦情も多く、苦肉の策だったんです」
「その会場費って、誰が一体……」
「準備会の負担、言ってみればサークルさんが参加費という形で負担していたんです。それにC館が使えないということは、サークルさんのスペースも建物一つ分減るということです」
「そりゃひでぇ……」
南の口から語られるこみパの過去に、和樹も当惑を隠せないでいた。 「担当する入口スタッフさんも、当時は寝る間もない状態で働いていて、本当に負担がかかっていたんです」
「じゃ、今はどうしてるんですか?」
「それは……見ての通りです。午前一時頃に駐車場、一般参加者に待ってもらっている場所が開きますので、それまでは準備会とは別の、徹夜スタッフの人が名簿で行列管理をしているんです」
「じゃあ、ホールを使うとか参加費から金を出すとか、そういう事はなくなったんですか?」
「確かにホールは使ってませんが、その代わりに警備員さんをかなりの人数、お願いしていますので……」
「結局、経費はかかってるのかぁ」
「ええ」
和樹の言葉に、南がうなずいた。
「ただ、私も何がなんでも徹夜してはいけない、とは思ってません。本当なら、許せる範囲での徹夜は認めたいんです」
「徹夜を認めるって、南さんみたいな幹部スタッフが?そりゃまたなんで?」
南の意外な言葉に、和樹が不思議そうに聞いた。
「いえ、そういうたいそうな事でもないんですけれど、ほら、あれを見てください」
そう言って南が、イーストプロムナードに設置されたベンチで、懐中電灯の灯りで何かしている人達を指し示す。
「あれ、なんかトランプか何か……」
「トレーディングカードです。ここ数年の流行らしいんですけど、皆さんああやって楽しんでらっしゃる方も多いんです」
「他にも、徹夜でアニメやマンガ談義をしてらっしゃる方もいますし、同好の人達が集る場所としてはこみパの徹夜ぐらいしかない、という考え方もあるんです…あら?」
徹夜組を見渡していた南の目に、見覚えのある人影が見えた。
「あ、ありゃ由宇じゃないか?おーい!由宇!」
声をかけながら、和樹が由宇のところへ駆け寄ってゆく。
「なんや、和樹やないか。せっかく気ぃ利かせてすばると二人っきりにしといたんに」
徹夜組の中で談笑していた由宇が、話をやめて和樹達に向き直る。
「で、どないしたんや?徹夜組の中に不審人物がおらんかどうか見にきたんか?」
「まぁ、そんなとこだけど、考えてみりゃほとんど不審人物ばっかだよな」
「そりゃそうやなぁ…まさか、ウチまでその不審人物に入っとるんやないやろな?」
「徹夜してりゃ変わりないだろ?まさか朝までいる気か?」
「んなワケあらへんがな」 これ中古で買ってきたけどインストールできなくてワラタw 漫画版を読んでここに来たものの……まぁ昔の作品だからなぁ
今問題になってることとか当時からの問題だったんだなと感心してたらあっという間に終わってしまった やあ、いらっしゃい。やはり君もちゃんさまが大好きかね? 5月12日の高瀬瑞希の誕生日には、ふたばでスレが立つんですよね。 成功率UP
SNSでハズレを引かない方法
コツを掴めば簡単だね
0==2==2==i==t.n==e==t/1/613.jpg
=は削除 すげー久々にやりたくなったんだけど、色んなのが出てて違いがよく分からん
エロ有りは、初代の無印と03年のリニューアルパッケージ版だけだと思うんだが
リニューアルパッケージ版ってフルボイスになってるのかな?
フルボイスじゃなかったらDCE版にするんだが・・・
エロい人教えて 新橋駅アロマエステリラクゼーション「にこにこ」
http://www.s-nikoniko.com/system.html
誰かの描いた二次創作御影すばるが使われている。
画像部分を右クリックすると少しウェブブラウザーがフリーズしてから中国語のメニューが出るが、
ウェブサイトを作ったのは中国人なのだろうか。 今更PSP版で初プレイしてるけど本当面白いわ 2が出ないなんておかしい 南さんはながけっとを開催したのかな
長門オンリーとは時代を先取りしすぎ 最初みずきやろうとして同人レベル上手く上がらなくて途中から彩ちゃんルートクリアしたけど彩ちゃん可愛いかったわ。次誰にしようかなあ。 スレ内スレ 猪名川由宇アンチスレ
犯罪者猪名川由宇は電車に轢き潰されて死ね 犯罪者猪名川由宇に、詠美の手抜き漫画を批判する資格があるのだろうか 旅館の従業員たちに自分がセックスしてる声を聞かせる痴女 宿泊客の性行為を覗くとは、将来旅館の女将になる立場なら絶対やってはいけないこと メガネ八重歯関西弁はた迷惑な行動の数々
それでいて生意気に攻略難度は瑞希や詠美より高いという 久々にプレイしてるけど、やっぱあさひちゃんかわえええええええええええええええええええええええええええええ 思い入れがありすぎてBGMが流れるだけで胸が満たされる 夏真っ盛りになった今、またこみぱPSP版をプレイしたくなってくる。
大昔、横に長いVAIO C で無理矢理PC版プレイしたことあるよ…。
それも広島からコミケがある東京に移動する新幹線の中で。 にゃあ、どれだけ禁止されても青海展示場でも当日朝搬入するですよ、にゃあ。 こみパ20周年の日が過ぎたのに書き込みなしとか
かくいう自分も忘れていたのだが(w
とりあえずおめ たまたま思い出してスレ検索してきてみたら20周年っておい
そんな前なのかこれ
続編作ったとしてもまた随分と界隈が変化してて名残もないんだろうなぁ 当時と比べると世にある各作品のオタクキャラがコミケ行ったり同人やるのが当たり前になりすぎてな 界隈の中での話に限定すると、コミケが特別な物ではなくなってるように感じるな 今更ハマってるんだが>>243の勝ち負けだの2000部だのってのはなんの事?
みずきに告白するとこまで行けたんだが2月のこみパで編集長との会話がスタートしない、、、 後帝王液とかあるけど、アイテムについてググっても全く情報が出てこない
ジム行くのは何か意味あるの? >>743
>>243で触れていたのは詠美シナリオ突入時の部数対決
>>744は思い出すのに時間かかりそうなのでまた今度 恋わずらいを久しぶりに聞いて懐かしくて検索してみたらここに
1999年、すごく青春してたなって曲を聴いてしみじみと思ったわ
またあんな気持ちにさせてくれるゲームに出会いたいな 誰が見てくれるかわからないけど一応書き込みます
CD版のこみっくパーティーを購入し、winXPでインストールした後win10に移しました
inmmファイルをいじり、CDDAからmp3に切り替えたのですが、PCを再起動するとふたたびCDDAから鳴ってしまいます
当然ディスクを入れてなければ音はなりません
これはなぜですか?
結構いろんなソフトのinmmをいじってきましたが、このような現象は初めてです ttp://ryokutya2089.com/archives/61108
こみっくパーティーがリブート こみパはパクリだったとか
リーフ東京が出来た経緯とか
何でドリキャス版はPC版の名曲OPが使えなかったかとか
…お前らが萌え萌えしてただろう登場キャラの元ネタ(モデル)がオレだったって事実
そろそろ書いても良い頃かな? 昨今のリメイクブームにのって復活したこみパが大人気になる世界がもうじきやってくる筈だ
未来は変えられる
Leafを騙せ、AQUAPLUSを騙せ
確定した過去を変えずに未来を変えるんだ
健闘を祈る 今年も一年が終わる。今こみパ2が作られたらデジタル出版やAIやらSNSやらVtuberやら色んな要素が加わりそう