私は溺れた事により、新たな力に目覚めたのかも知れない……きっと、世界征服計画のために。
 彼に助けられた事も、全ては運命だったに違いない。いや、ジェット斉藤に一目惚れした事すらも運命か!
 得心が行った私の表情の明るさに、彼もまた明るく話しかける。
「霧島女史、とりあえず近くの喫茶店ででも詳しい話をいかがかな? 財布をお持ちでないなら、ここは我輩がおごろうではないか」
 言われてはじめて、私は何の手荷物も持っていない事を思い出した。
 つまり、懐の中にある物だけが今の私の持ち物という事だ。私は懐を確認した。


次の選択肢の中から、霧島聖の懐中にあった物を選んで下さい。複数選択可能。「無し」という選択も可能。
ただし、それらの物は海水で濡れている可能性があります。

A.財布
B.携帯電話
C.携帯用医療キット
D.メス数本(投擲可能)
E.佳乃の写真
F.厚手の小説
G.携帯食料
H.ぴこぴこと鳴く毛玉
I.その他(1つだけお書き下さい)