【葉鍵キャラが】はかぎの【ジアースに乗った】
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操縦したら死ぬ。それがこのスレのルール。
このスレは、葉鍵キャラで「ぼくらの」のパロディを作るスレです。
【「ぼくらの」って?】
一言で言ってしまえば、
世界の存亡をかけた、操縦者の命で動くロボットの一騎打ち
です。
【ゲームの基本ルール】
1.敵の核を破壊すれば勝ち。
2.負けたり、48時間以内に決着がつかなければ宇宙消滅。
3.ロボット(ジアース)を一戦闘の間動かすと、操縦者は死ぬ。
4.操縦者の補充はあるが、交代不可。 まいど。言いだしっぺこと97です。
「何をしたいのか」と「このスレをどうしたいのか」を先に示します。
まず、何をしたいのか、について。
基本は、「葉鍵キャラがジアースのパイロットになったら」
俺が書こうとしているのは、「葉鍵世界全体にジアース1体(以下、「クロス
オーバー版」)」なのですが、「1作品にジアース1体(以下「バトルロワイ
ヤル版」)」を書きたいという方がいれば、そちらを投下してもかまいませ
ん。
「ぼくらの」については、ふいんきも含めて、ある程度の知識があると、な
い場合よりも読み手・書き手ともに楽しめるかと。
パイロットの人選については、次レスにて。
このスレをどうしたいのか、について。
SSメインではありますが、番外編、スピンアウト、考証、ネタばらし、何で
もありの方向で。ただ、スレの方針として、これだけはお願いしたいです。
1.泣いて過ごさない。
2.人のせいにしない。
3.自暴自棄にならない。
4.過去の栄光にしがみつかない。
5.叩く前に対案を示す。 パイロットについて。
パイロット15人については、なるべく作品がかぶらない方向で。ただ、「ウ
シロとカナをどうすんだ」という理由で、作品がかぶるのがいます。「ウシロ
を男にするか女にするか」で実質2択のような気はしますが。
ほかの人選は、半決まりが数名ほど。なので、置き換えも含めて、要検討
かと。
次レスから、見本品投下します。 エイミこと、大庭詠美は、頭を抱えていた。
パソコンの中にある、普通では手に入らない画像。
本棚に隠されている、腐った人向けの文庫本。
ベッドの下に入れた、ヤマもオチもイミもない同人誌。
「乙女のたしなみ」というには、あまりに乱暴な物体が、エイミの部屋に
あふれていた。
(・・・・・・どーしよー・・・)
これらの物体は、ゴーイング・コンカーンを前提として存在している。言
い換えれば、その前提が無くなれば、というか、近い将来に死ぬことが確実
になってしまった今となっては、早急に処分しなければならないものに格上
げされた、と言っても良い。
もし、エイミがパイロットになったら、エイミは間違いなく、死ぬ。そう
なったら、エイミの部屋は整理整頓され、必然的に、例のブツが白日の下に
さらされる。
(そうなったら、)
エイミは考えた。
(あたしの法事の度に、「詠美ちゃんは腐女子だったわね」って、みんな
言うんだ、きっと)
そうなったら、末代の恥だ。
(・・・困った)
エイミは、頭を抱えた。
三日ほど悩んだ末、エイミは危険物の箱詰めを開始した。箱に詰めたら、
捨てるにしろオクに出すにしろどうにかなるから、後のことは、そのときに
なったら考えようと思ったのだ。
箱詰めを開始した次の日、ひょっこり由宇が遊びに来た。
「・・・何やこれは?」
「欲しいのあったら、適当にもってっていいよ」
「ええんか?」
「ん。今のあたしにはいらないものだから」
由宇の心に、何か引っかかった。
「詠美」
「ん?」
「何があったん?」
「・・・別に?」
「まるで、もうすぐ死ぬみたいに・・・」
「だとしたら?」
次の瞬間、
由宇はエイミを殴っていた。
「な・・・」
「『死ぬ』言うな!そんな簡単に、『死ぬ』、言うな!」
由宇は、泣いていた。
「余命半年言われた男がな、『死ぬ気で生きろ!』言い残してな、本当に
死ぬまで生き抜いたわ!あんた、恥ずかしい思わんのか!」
ショックだった。
だから、由宇が帰った後、エイミは、ググってみたのだ、彼のことを。
気がついたら、泣いていた。
それから、エイミは考えた。残された時間で、何ができるか。
考え付いたのは、3つだった。
1.先に逝った仲間のユニフォームは、まだ縫われていなかったので、それ
を完成させる。
2.パソコンに、がんの解析プログラムを入れる。そして、パソコンに「絶
対落としちゃダメ」とメモを貼る。
3.死んだら、あたしの体の使えるところを全部使ってもらう。
そして、ふと、番長と、彼の妹のことを思い出した。
その子は、心臓が弱くて、入院と退院を繰り返している、と聞いていた。
私の心臓が使えるかもしれない。そうしたら・・・
早速、エイミは行動を開始した。
「ポテト」
次の操縦者がエイミに決まったとき、エイミは言った。
「私が勝ったら、私を病院に送ってくれないかな?」
「そりゃかまわんが・・・負けたらどないすんのや?」
「勝つよ」
エイミは、言った。
「絶対、勝つよ」
数日後。
検査結果が出た。
先生は、フルマッチとかQOLとか言っていたような気がするが、良くわから
なかった。
ただ、「まったく問題が無い」ということだけはわかった。うれしかった。
そして、さらに数日後。
「むー・・・・・・」
現れた敵は、人型だった。
しかも、いきなり分裂した。
敵(右)と敵(左)の間にワイヤが1本。その真ん中に、コックピットらし
き物体がぶら下がっている。
「孔明の罠か」
「何だそりゃ」
ポテトのツッコミを、エイミは右から左へ受け流した。
「ポテト、これをばらして2体にできる?」
「無理や、パーツが足らん」
「・・・だよね」
こういうときどうしたんだっけ?
2体同時にコアを叩く・・・は、今不可能だと言われたんで、断念。
・・・・・・ちょっと待てよ?
「ポテト、向こうにも人が乗ってるのよね?」
「せや」
「行ける!」
エイミの頭上に、電球が灯った。
「・・・え?」
ジアースが、半身に構えたのだ。
「何する気?」
「ゲームは得意なの」
「だから何を」
ジアースがしゃがんだ。
右の攻撃を、すり抜けたのだ。
「な、」
次の瞬間、右の右足めがけて蹴りを入れた。
すかさず立ち上がり、そのまま側転でバック。左の攻撃をかわす。
「すご・・・」
ものすごく、軽快だった。まるで、ゲームの・・・
「・・・ゲーム?」
今、エイミの脳内で、ジアースと敵ロボットの格闘ゲームが再現されていた。
ヒットアンドアウェイ。まさに、そんな感じだった。
そして、ジアースが左に肘を入れる。左の胸の装甲を半分ほど持っていく。
すかさず、左の顎にアッパー。
「浮けえええええええええええええええっ!!!」
エイミの叫びどおり、ジアースが跳んだ。それに引きずられるように飛ぶ
左、さらにワイヤに引っ張られる右。
ぶちっ
ワイヤが切れて、左が大きく吹っ飛んだ。
「そんでもって、本体はこっち!」
着地と同時に、エイミは右に照準を合わせる。
「スターライトおおおおおおおおおおおお・・・・・」
右があわてて体勢を立て直すが、すべては遅かった。
「ブレーカーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!」
ジアースの右手からフルパワーの量子砲が発射された。
・・・・・・・・・
「・・・敵性地球人、死亡確認。あんたの勝ちや、エイミ」
エイミは、大きくため息をついた。それから、パイプ椅子から立ち上がると、
上に羽織っていたユニフォームを脱いでパイプ椅子にかけた。
そして。
「みんな、ありがと・・・楽しかったよ」
「『楽しかった』って、」
「あたし、何をやってもダメダメだったから」
一同、沈黙。
「ポテト」
「何や?」
「ありがと」
「当然やな」
「それと、最後にひとつ聞いていい?」
「何や?」
「ここはホーム?アウェイ?」
・・・は?
「・・・アウェイや」
・・・・・・今、なんと???
「どこでわかった?」
「携帯がね」
そこには、「圏外」の文字があった。
「・・・たいしたもんやな」 「じゃ、ポテト、お願い」
「あいよ」
次の瞬間、エイミがぼやけた。
「あと、お願いね」
その言葉を残して、エイミはコックピットから姿を消した。
エイミは、軍立病院に転送された。
エイミは、先生を呼んでもらうよう受付に依頼して、それから公衆電話に向
かった。
どうしても伝えたいことがある。それまで持って、あたしの命。
『・・・もしもし?』
「由宇?」
『詠美か、どないしたん?』
「・・・ごめんね」
『何があったんや?』
「それと、ありがと」
『ちょ、何があった?!』
「・・・じゃあね」
そう言って、エイミは、後ろに立っていた医師に頭を下げ、
それが、最期だった。
『詠美?詠美?!』
見本の後始末。
レス数見積もり間違えたorz
というか、クオリティ低いorz
・・・・・・orz
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