CLANNADは共産ゲー
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まずは落ち着いて欲しい。
そしてこれはネタではないと言っておこう。今日からCLANNAD2期が始まるからそれに合わせて
狙ったことは否定しないが、しかしネタではない。
結論から言うと、タイトル通り「CLANNADは日共の思想的影響を受けたゲーム」ということなのだ。
良いとか悪いとか、そういう話は脇に置いておいてだ。これは事実だ。
その論証を以下に述べていきたいと思う。 まず、主人公の岡崎朋也の家庭環境である。父親が生活保護を受けている。
何故よりによってそんな家庭にする必要があったのか。単に父子家庭で父親との仲違いしていることを
演出するだけなら、直幸は劇場版のように普通のサラリーマンをやっていても良かったはずだ。
それをわざわざ、「育児を理由に職場から何度も追われ、最後には生活保護にまで追いやられた」
という設定にしている。
ここに、現代日本社会の抱える矛盾、ブルジョワ的成功軌道から外れてしまったものが
際限なくどん底にまでたたき落とされてしまうという現実が描き出されている。
その根底にあるのは、現実から目を背け勝者の論理に浮かれた新自由主義史観とは無縁の、
階級闘争的史観なのである。 次に、メインヒロインである古河渚とその家族に目を向けよう。
渚は、言うまでもなく典型的な弱者である。その彼女が精神的に強くなっていく過程が
CLANNADの醍醐味とも言えるのではあるが、しかし最終的に社会的な強者になるわけではない。
社会的には依然弱者のままなのである。それでも、本人の努力に加えて周囲からの援助によって
強く生きていくことが可能となっていく、というストーリーである。
自己責任、という言葉こそ出てこないが、渚は当初この思想に強くとらわれすぎている。
故に、自分の弱さすら克服できない自縄自縛の状態に陥ってしまっている。
それを解き放ったのは家族、仲間、そして恋人の支えであった。これに気づいて渚は初めて、
自分自身の強さというものを獲得する。
助け合い、相互扶助。そういった精神がこの話の根底にはある。 古河夫妻に目を向けてみよう。この二人は、渚の育児を優先する為に自らの夢を放棄している。
その原因は、「育児は親がするべし」という守旧的な価値観にとらわれ働く親を支援しようとしない
社会システムにこそあった。もし学童保育などの公的支援が利用できていれば、渚は
雪の中一人で外に出るという事もなかったはずだ。このエピソードは、そういった社会福祉の
不十分さ、政治の無為無策を暗に皮肉ったものであると言える。 今度は、伊吹風子に目を向けてみよう。彼女の言動はあまりにも突飛すぎて、現実の問題に当てはめるのは
不向きと思うかもしれない。だが、それ故に逆に、彼女の言動が全て比喩だとしてみればどうだろう。
彼女が立ち向かったものは何か。それは、他者に無関心な社会の壁。そして、受験戦争に比喩される
競争原理である。こういった非人間的なものにたいして彼女は槌と鎌ならぬ彫刻刀を手に振るい、
一人一人に手渡ししていくことで、彼らの人間性を取り戻していった。
そして最後には、全校生徒が彼女の姉の結婚式を祝う。そこには、非人間的な冷たい社会から解き放たれ、
連帯感あふれる人間の顔をした社会の実現が象徴されていると言えよう。 再び岡崎朋也に話を戻そう。彼には就職後、一度正社員になる話が舞い込んできている。ところが、
本人とは全く関係のない父親の逮捕によって、その話は立ち消えとなってしまう。この事は、
日本の企業社会が未だに封建的であり、自由主義という事すらはばかられるような
前近代的な思想に支配されている事を暗に批判しているとは言えないだろうか。 話はいきなり飛ぶが、幻想世界に目を向けてみよう。
この世界が何を表すのかは諸説あるだろうが、私は核によって人類が滅びた後の世界を示しており、
生命の痕跡すら希薄な孤独な世界を描き出すことで強烈な反核のメッセージを伝えていると見る。
「ぎぎぎ」という言葉もそれを暗喩していると言えよう。ちなみに、はだしのゲンの作者である
中沢啓治氏は日本共産党支持者であるとして知られている。 このように、CLANNADは背景に共産党的な思想を多分に含んでいるのである。
本当はもっとたくさんのことを書きたいのだが、私の文章力が拙い所為で、これぐらいのことしか書けない。
実際にCLANNADが共産党支持までをも目的とした作品だと言うつもりはさすがにない。
しかし、目指しているものがそっち側の方向だという事には十分に留意しておくべきだと思う。 ,.ィ , - 、._ 、
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