話はいきなり飛ぶが、幻想世界に目を向けてみよう。
この世界が何を表すのかは諸説あるだろうが、私は核によって人類が滅びた後の世界を示しており、
生命の痕跡すら希薄な孤独な世界を描き出すことで強烈な反核のメッセージを伝えていると見る。
「ぎぎぎ」という言葉もそれを暗喩していると言えよう。ちなみに、はだしのゲンの作者である
中沢啓治氏は日本共産党支持者であるとして知られている。