名雪「そんな事ないよー。私、ちゃんと毎日お風呂に入ってるよ」

祐一「そうなのか?」

名雪「そうだよー。祐一みたいなズボラな男子と違って、女の子は身だしなみにとっても気を遣うんだよ」

祐一「ズボラって……。よく寝坊したり、授業中にだらしなさそうに寝てるのはどこの誰だよ……」

名雪「そ、それはたまたまその日が寝不足だったから……」

祐一「ほー、慢性的な寝不足とは可哀想だな。そもそもそこまで寝不足になるなんて、もしかして部活の頑張り過ぎなんじゃないのか?」

名雪「うーん、多分違うと思うけど……」

祐一「いや、そうに決まってるって。だいたい部活なんて面倒だろ。疲れるし、運動部だと汗もいっぱいかくだろうし……ん?」

名雪「どうしたの、祐一?」

祐一「……名雪、今お前の方から汗臭い匂いが……」

名雪「えっ、そんな匂いしてないよー!祐一、変なこと言わないで」

祐一「いや、絶対した。間違いなく名雪の汗の匂いがしたぞ」

名雪「祐一、酷いよー!私、清潔だもん。ちゃんと毎日お風呂にだって入って……きゃっ!」

祐一「クンクン……ほら、特に名雪の首筋……髪の隙間のうなじのところから……」

名雪「やだっ、ちょっと祐一!やめて、そんなとこ……息が……」

祐一「はぁはぁ、名雪……名雪……」