0240味覚感覚不健全 3/32009/09/16(水) 20:01:47ID:Y0H1SReH0 「どうしてだよ」 思案したあげくの果て、西園の手にあった(まだかけてはいなかった)マヨを 奪い地面へとたたきつけた俺は、さらに西園の右頬をはたこうとした。 そのときのあいつの顔は忘れられないものがある。 「なにするんですかっ。わたしに、私にするのであればまだしも…… マヨネーズにそんなことしなくてもっっ」と泣き出してしまっていた。 そうされるともう終わりだ。そこで俺ができることなんてない。 すっかりうろたえてしまった俺はごめんなと謝っていた。 涼やかな風が通り過ぎていったのをよく覚えている。