児童ポルノ禁止法改正案、衆院法務委員会で審議入り
月宮あゆ議員、「改正」の問題点を追及

◇紛糾、葉梨議員「冤罪など起こらない」

 児童買春・児童ポルノ禁止法改正案は26日の衆院法務委員会で、与党案と民主党案に
ついてそれぞれ趣旨説明と質疑を行い、審議入りした。

 児童ポルノの「単純所持」を禁じる内容の与党案について、民主党は「一方的に画像を
送りつけられるケースもある」と主張。買ったり何度も入手したりする行為を処罰する「取得罪」を
新設する対案を提出した。

 自民党の葉梨康弘議員は、「電子メール児童ポルノが添付されているかどうかは、ファイルを開く前に分かるはず」
「顔が幼くて制服を着ていれば児童ポルノだと判断される」「ジャニーズでも乳首が映っていたら児童ポルノ」
「冤罪など起こらない。単純所持規制国での冤罪の事例も知らない」などと主張。
 さらに、実在の児童と同じ規制をすべきではないと留保しつつも、漫画、アニメ、ゲームについても
次期改正での規制を目指すと説明し、自民党案の問題点が改めて浮き彫りにされた。
(続く)