麻理「えっ!私も鈴木の取材に同行するのか?」
鈴木「はい。今後もこの取材を受けるのを承諾する条件を提示されて、
それが麻理さんに是非会わせて欲しいということでした…」
麻理「………どうしてそういう話になったんだ?」
鈴木「挨拶の際に開桜社の社名を出したら、北原君の話を振られまして、
その延長上で麻理さんの話題になりました…」
麻理「ど、どんな話題だったんだ?」
鈴木「小木曽さん、麻理さんの存在自体は認識していても、他の情報は
殆ど知らなかった様で少し探りを入れられました…」
麻理「………そうか」
鈴木「『彼女さんも一緒に働いているのですか?』って」
麻理「彼女は私が北原の上司ということは知っているのか?」
鈴木「どうもその様ですね…。本当にすいませんっ!」
麻理「別に謝らなくてもいいぞ。仕事なのだから仕方が無いだろう」
鈴木「麻理さん…」
麻理「鈴木。どうやら私も覚悟を決めなくていけない様だな…」
鈴木「………」
麻理「小木曽さんに伝えてくれ。次回の取材には私も同行させて頂くと」
鈴木「分かりました。承諾したと返事しておきます」
次回に続く…