麻理「き、北原が彼女と別れるのか…」
佐和子「どうやら、冬馬かずさが本命らしい」
麻理「冬馬かずさじゃ、私、勝ち目無いし…」
佐和子「麻理ぃ〜。あんた、もっと自分に自信を持ちなさいよ」
麻理「自信と言ったって…、何に自信を持てばいいのよ」
佐和子「あんたと春希くんは最高のパートナー同士だったじゃないの」
麻理「仕事上はね」
佐和子「プライベートも。身体の相性だって最高だったでしょ」
麻理「北原を思い出すと未だに自分で…って何を言わせるんだ!」
佐和子「あんたの処女を奪った男だし」
麻理「佐和子!それだけは黙っていてとあれほど言ったのに…」
佐和子「ゴメンゴメン。それであんた、春希君諦めちゃうの?」
麻理「………」
佐和子「仕事も恋も両方取るのがあんたのポリシーでしょ」
麻理「そうだったわね…。佐和子、ありがとう」
麻理「北原。久しぶりだな」
春希「麻理さん!NYから帰ってきていたんですか」
麻理「ああ、大事な用事があってな」
春希「麻理さんが大事な用事ってよっぽどの事ですか?」
麻理「き、北原。私…お前の事が…」