【WHITE ALBUM2】 北原春希スレ 2
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北原 春希 (きたはら はるき)
-Personal Data-
軽音楽同好会所属。
余計なお世話。ありがた迷惑。
前期委員長。
(introductory chapter)
峰城大付属3年E組。 前期クラス委員長。
軽音楽同好会所属。セカンドギター(雑用)担当。
特技は余計なお節介と非の打ち所のない説教と完璧な理論武装。
成績はトップクラス。その面倒見が良すぎて妥協できない性格ゆえ、全校の教師と学生に都合よく慕われている。
学園生活最後の年に、無謀にも派手めな思い出を残そうと思い立ち、
学園祭のステージに立つことを計画する。手先はそこそこ不器用。
(closing chapter)
峰城大学文学部3年。
大学生になってから親の援助を断り、ひとり暮らしを始めたため、
私生活の時間は全てバイトに費やす典型的な苦学生の日々を送る。
バイト三昧の生活ながらも成績は相変わらず上位をキープ。完璧主義で妥協を許さない性格も昔のまま。
そんな彼を、昔から知る者たちは、付属時代から何も変わっていないと言い、
けれど彼を、深く知る者たちは、その変わりように心を痛めるしかなかった。
前スレ
*WHITE ALBUM2* 北原春希スレッド1
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/leaf/1326610988/ うわっと、いつの間に春希スレ第二弾が……
スレ立ててくれた人、乙っす さすがに男主人公スレってのか盛り上がるのは厳しいかw じ、時間さえあれば雪菜がいなくても立ち直ったじゃない!
すごいことだよ! ヒーロー・オブ・ヒーローだよ!! どの√でも恋愛絡みやらで巻き込まれつつ、必死な(特にかずさTRUE)春希さんらしからぬ
「気楽に生きようず」みたいな春希さんだったな
他の√の春希さんを見てるから、「おいィ!?おまえそれでいいのか?」とおもっちまったけどww 改めて「俺のかずさをいじめるな」と吐く独占厨の春希さんが最低で最高だなーと思った かずさと雪菜の二人に振られたら確かにショックだけど
それはそれですべての束縛から解放されたハッピーエンドだから
時間経てば元気になるのは道理だな 春希さんがヒーローになるにはもうハーレムつくるしかないよね! エクストラの復活春希さんは、ある意味壊れきったってとこじゃないのかアレは
凡人になってしまったというか 冬弥は本当に受け身なキャラだったけど(ゲームに的に仕方なかったけど)、春希は自我がかなり強いしな
かずさTRUEみたく自分のしたいように動いて無茶苦茶にしちゃうのが春希らしいと思うわ
春希√なんてよばれたりしますしおすし
雪菜Tとか追加シナリオは春希さんらしくないというか、春希さんそれでいいのか?と思っちゃう 中の人は客観的に見て、麻理さんか小春が春希にとって幸せじゃね?と言ってたね
他の3人は重すぎるとww 状況が違いすぎて一概にどれが一番幸せとはいえないかな・・・
雪菜、三人娘は普通に幸せな結婚生活をおくるだろう
かずさはかずさ以外のものを失ってしまうが、逆にそこまでして求めた女を手に入れられたって意味ではすげえ幸せともいえるし 保守も兼ねて
そりゃ、春希にとってはかずさが一番だと思うぞ?
「最高の女性を捨てて、重荷でしかない女を拾うなんてどうかしてるだろ?」と思いつつ、かずさを選んだり
武也との会話で「俺やっぱりかずさが好きだった。自分だけの物にしたかった」なんてエゴまみれで素敵な本音語ってくれるしww
ただ、普通の人はかずさTrueなんか出来ないし、捨てた物多すぎてバットにしか見えないって意見も多いのも分かる
だから客観的に見れば、麻理さん安牌じゃね? こういうエロゲって、主人公のいろんな、負の特徴「冴えない」「普通の」「目立たない」「お節介」「熱血」「八方美人」は持ち味であって
どんなプレイヤーにも共感できる余地を残してあると思うんだが、こいつの上から目線のお説教とか仕切り厨っぷりがウザすぎるんだが・・・
お前らこいつに共感できるんか? 武也さんが半年以上付き合って判断しろって言ってました >>29
普通に出来るが?
むしろそういう部分がいいんじゃないか
普通とかいっといて全然普通じゃない奴や没個性主人公よかよっぽど好感もてるぜ 春希の説教やら仕切り屋な部分が押し出されてるのなんてそれこそICくらいじゃなかったか?
それ以降は仕事関係とかで仕切ったり説教したりはあったが対人関係でそんなうざい上から目線な説教なんかしたかな
かずさや千晶のだらしない部分に対しはしてたが 保守?
春希さん何でこんなにスレ進まないん?かずさTで主人公したじゃないですかー >>33
つまり、
春希めちゃ頑張って主人公した>かずさT
かずさ頑張って主人公した>かずさN
雪菜頑張って主人公した>雪菜T
主人公なし>ノーマル
てか? めちゃ頑張った結果全部投げ捨てることしかできないのが屑の屑たる所以 かずさのために全てに別れを告げて、けじめをつけた春希さんを見ると
他の√の春希さんとは一体なんだったのか・・・?どうして差が付いたのか?慢心、環境の違い・・・と本気で思えたから困る 一見けじめをつけてるようにみえて実は放り投げただけだったてのがかずさルート
一見好青年にみえて実は屑という春希の本質がよく表されている 本当に放り投げるだけならそれこそ黙っていなくなればよかっただけの事
それでも自分から関係を断つからこそけじめとったっていうんだろ・・・自己満足には違いないがね
かずさを選ぶ時点で雪菜たちはどの道ボロクソに傷つけていかなきゃならんからな
つうか、あのルートに至っちゃ一見好青年に見えて〜なんて的外れもいいとこでしょ
もう好青年の欠片すら捨てるのがあの話の春希なんだからさ 春希と曜子のSS投下させていただきます。
雪菜True後、結婚式前設定です。
他のスレに投下したSSとは直接の話のつながりありません。 **********
「『いいなぁ、春希くんだけ温泉か…』」
「悪いな雪菜、これも仕事の付き合いなんだよ。この機会にリサーチしておいて、また雪菜と来る時にはいろいろ案内できるようにするから…」
北原春希は『アンサンブル』編集部の慰労旅行に来ていた。
なぜ『開桜グラフ』編集部の彼が他部の慰労旅行に来ているかと言うと、彼が昨年度末、『アンサンブル』に業務支援に出て担当した増刊号、冬馬かずさ特集が『アンサンブル』創刊以来の売れ行きを見せたからである。
その後の本誌の売れ行き増にも貢献した彼の功績は『アンサンブル』の誰もが認めている。そこで、慰労旅行にあたって彼を招待したのである。
「お〜い、北原君。一緒に外湯巡りに行かないかい?」
「は、はい。ご一緒させていただきます。…じゃ雪菜、また」
「『はいはい、いってらっしゃい』」 **********
共同浴場につかりつつ仕事の話に花を咲かせる、春希と『アンサンブル』の面々。
「いやぁ、しかし、きみがあの冬馬かずさの友人とはなぁ…」
「ええ、高校で同級生でしたから」
「しかも、バンド仲間。うらやましすぎるよ」
「ははは…本当に自分には分不相応です」
「まったく…仕事はほどほどにしてもう少しギターの練習をしたまえ」
どっと笑いがおこる。
「うむ、あの増刊号唯一にして最大の汚点だからな」
「ひどいっすよ、堂本デスク」
春希が苦笑して答える。
「『開桜グラフ』は人使いが荒いからなぁ…練習時間なんかとれないだろう」
「違います、デスク。『グラフ』が荒いじゃありません。ウチがぬるすぎるんです」
今度は『アンサンブル』一同苦笑い。
隔月刊の専門誌の『アンサンブル』編集部は年配者が多く、週刊の『グラフ』とは仕事の濃さが違う。
「まあ、落ち着いて記事が書きたくなったり、結婚したり子供ができたりして家庭の時間が欲しくなったら、いつでもウチが引き抜くから」
「…まだ、早いですよ。『グラフ』に恩返しできてないですし…」
「うん、私も昔は『グラフ』でだいぶ鍛えられたもんだ…」
「お、編集長。昔話ですか」
先ほどまで口数少なかった編集長が口を開いた。
「『グラフ』はほとんどカメラマン兼務だろ? 今みたいにデジカメじゃない時代、私は機械音痴だったから、よくフィルムをムダにして怒鳴られたものだ。こう『このっ、バカ溝口〜っ』ってな」
握った拳が水面から突き出た。
「昔だったから、拳骨でゴンだ。取材先に土下座して写真の撮り直しに行ったこともあった…」 そのまま、長話に入る編集長。皆は『また始まった』と言わんばかりの表情だ。
のぼせてきた編集長が風呂の縁に足を掛ける。
「…どうした? 北原君」
「いえ…。なんでもありません」
よく見ると、編集長の足の指は特徴的な形をしていた。
足の薬指、小指が長い。中指と変わらない長さだ。
「ああ、この足か。合う靴がなかなかなくて困るよ」
「…長指症…ですか…」
「ああ、母譲りだ」
「…そう…ですか」
春希は聞きたかったことがあったが、口に出せずにいた。
口にしていい内容ではなかった。 **********
あの慰安旅行から一週間後、春希は冬馬曜子にインタビューをしていた。
まだ自らの病を公表していない冬馬曜子にとって、秘密を守ってくれている春希はインタビュー相手として好都合だった。万一インタビュー中に体調を崩しても秘密の漏洩の恐れがない。
「そうね。夏のツアーの抱負についてはこんなところ。他には何か質問は?」
春希は、意を決して質問を投げかけた。
「あのう…これはオフレコでお願いしたいのですが…」
言いつつ、ボイスレコーダーを切る春希。
「質問者がオフレコって何?」
春希は慎重に言葉を選ぶ。
「…弊社の『アンサンブル』編集長の溝口はご存知ですね? 実は溝口には足の指に長指症がありまして…」
まどろっこしいと言わんばかりに曜子は告白する。
「はい。ビンゴ。大正解。賞品としてうちの娘を進呈するわ」
「…やはりですか…いえ、賞品は辞退させてもらいますが」 ストラスブールでのかずさとの再会時、かずさの足の手当てをした春希は彼女の足の指の特徴に気づいていた。
長指症も程度にもよるが、足の薬指、小指が中指並みに長いというのは数百人に一人に満たない。まして、男性の長指症は珍しく、千人に一人となる。そして、要因のほとんどは…
「遺伝って、怖いわね」
曜子は言った。
「いえ、他人の足の指の遺伝に気づく事は稀だと思いますから」
「そうじゃなくて母親からの遺伝よ」
「?」
「親子2代に渡り、ごく普通の物書きに惚れて、しかも、手ごわい恋敵に破れるなんて」
「…っ!」
「ねぇ、人間の努力が遺伝子を凌駕しうることを証明するためにも、ここはひとつわたしの娘と…」
「この事を知る人は?」
「…つれないわね。ヴァレンガリア、わたし、そしてあなたの3人」
「ヴァレンガリア・溝口…かずさの師匠の音大教授の方ですね。編集長の奥さんでしたか」
「そう、そして、わたしと溝口くんを取り合った仲…もっとも、知らせたのはついこないだ」 そう言うと、曜子は手の指を見せる。
「あの子はね、手の薬指、小指も僅かに長いの。
薬指が人差し指より長い日本人は多いけど、小指が関節半分長いのは…気づかないようなヘボはピアノ教師じゃないわね。
一般人には微細だけどピアニストにとっては垂涎の天稟よ」
「かずさと編集長は知らないんですね」
「少なくとも、溝口くんの子供たちが家を出るまで二人に知らせるつもりはない。ヴァレンガリアにもそう言ってある…」
「わかりました」
「それで、あなたどういうつもりなの?」
「? どういうつもりといいますと?」
「かずさのこんな秘密まで抱えこんで。知らないふりをすることもできたはずよ」
「…それは…できませんね」 <ぽーん>
次は曜子が春希へ、究極の選択の質問をするシーン…ですが、一行も書けてないのでしばしお待ちください。 SS投下って同人板かどっかに適したスレないの?
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