届いたので軽く内容に触れる。
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まず、高橋にシリーズ構成の話が行ったのは(高橋の推測では)バンナムからだろう、ということ。
当初は制作会社や監督が決まってなかったのでアニプレとで準備をしていったらしい。
んで、初めは1クール予定だったので、13話までが高橋の考えたストーリー。
具体的には、1〜3話で成功体験、6・7話で挫折、そこから13話まで……という流れ(冒頭三話はまさに高橋のイメージ通り)。
でも高雄が入ってきた辺りで2クールに決定し、2クール目は高雄主導で進められた。

浩之ちゃんに近い(ココ的には松浦亮だろ)と巷で言われてたプロデューサー像も高雄の強い意向によるものでで、高橋は当初戸惑ったらしい。
高橋的にはもっとコミカルな作品を予定していたので、高橋が考えてたプロデューサーはもっとアイドルとの距離の近い(原作に近い)、恋愛対象になりうるくらいのキャラだったようだ。
要するに、6.7話でのPの人間性故の衝突だとかは完全に想定外だったてことだね。とは言えかなり本読みを繰り返してキャラを作っていったので、橋的にも納得の上の作劇だろうとは推察する。
P像以外にも、いろんな部分で監督の意向でシリアス・リアル方面への色付けがされたっぽい。
具体的には、NG三人の最初の距離感が高橋の想定よりも離されただとか、シンデレラプロジェクトのメンバーはデビュー済で、NGのデビューは最後発だったとかね。
つまり、3話時点でNGが先行してお仕事を貰ったことで発生したみく達のストライキなんかも、高橋が初めに考えてた13話の中にはなかったってこと。
まぁここらへんは2クールになったことで余裕ができたから作れた話という考えもあるかもだけども。
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――と、大まかな内容としてはこんな感じかな?

あとは僕がゲームシナリオライターとしての高橋を感じた部分について意訳で触れていく。

>Pの過去について、それが後半のポイントになる構成もあったが、過去よりも現在進行形の話が大事だろうとボツになった
これは過去に高橋自身が「過去の話は好きじゃない」という発言をしてたので、なるほど、と

>笑顔がキーワード
橋は卯月(笑顔)、凛(可能性)、未央(エネルギー)と、個々に役割を持たせてたが、「笑顔」に統一した方がいいと舛成考二に提案され、そのようにしたらしい。
キャラクターそれぞれに色ををもたせよう、というのはギャルゲ的なキャラ作りなのかなーと思った。