0286名無しさんだよもん2018/04/05(木) 11:43:23.72ID:1k/MuCLF0 「……え?」 みきぽんが不自然な形で黙り込む。 その、不思議そうな、いぶかしげな表情にいたるは見憶えがあった。 いたるが体験した一番悲しい記憶の冒頭。 「どうした、みきぽん」 普段と応対の違うみきぽんに麻枝が戸惑った声を出す。いたるは見ていられなかった。 『それ』が何なのかみきぽん以上にしっていたからだ。 「この人、いたるの……知り合い?」 それは久弥がかけられたのと全く同じ言葉だった。