「刀使ノ巫女」、夏コミで発売中の設定資料集こと
『伍箇伝計画 -刀使ノ巫女コンセプトワークス-』買ってきた
もっとちゃっちいのも覚悟してたけど、個人的には4000円で全然満足できる内容だった

しずまよしのりの絵、高橋らによる企画を初期案からずらっと掲載してる本
どちらも殆どにタイムスタンプが振られてるので、
やろうと思えば企画案としずまの絵を全て時系列に並べて流れを把握することもできるのでは

このスレ的には、高橋が書いた企画書やキャラ草案、
設定の仔細などの文字資料が載ってるのは大きいと思う
(高橋参加前、大久保昌弘名義の企画資料もあるので、すべてが高橋ではないけど、
 それで逆に高橋以前・以後の方向性の違いが見えて良いと思う) 

明確に高橋が記名してる資料が、A4ペラで24枚相当
それを1ページに基本2枚、横向きに配置してる…って伝わるかな
文字資料のページだけ本を90度傾けて縦開きで読む形になる

・TVアニメーション用企画『刀使ノ巫女』 ver.2016/12/24 が8枚
 内容は主に前日譚、作品世界の歴史について
・同 ver.2016/02/21 が5枚
 内容は作品コンセプトや設定、その考証について
・同 ver.2016/06/11 が3枚
 内容は親衛隊について
・同 ver2016/02/21(同じ日付だけど上の資料とは別) が8枚
 内容は写シや龍眼などのスキルや各キャラの戦闘スペックについて

ほかは剣術監修による流派や戦闘スタイルの資料が23枚
名義の無い企画資料(2015/04/22付)が20枚
大久保昌弘名義の戦闘アイデア案が2枚
(名義不明の20枚も、恐らく高橋が本格参加する前、
 打ち合わせのアイデアを大久保昌弘がまとめてた段階のモノだと思う)

高橋名義の範囲でも、刀使ノ巫女の世界の歴史や、迅移他のスキルの設定、
20年前の事件前後の話やキャラ情報、ゲームチックなキャラごとの設定までズラーッと載ってる


最後にはインタビューが3つ載ってて、そのうちの1つが
高橋・しずまよしのり・五組のP・ジェンコのPによる座談会形式のもの
(ジェンコPはBD1巻座談会の神部さんでなく鹿志村さん)
企画成立から高橋の参入、高橋がどう舵取りをしたかが、
BD1巻での座談会よりもう少し詳細に語られてるので、これもこのスレには良いかも

元は1クール12話だった、高橋参加前の企画は硬派・殺伐とした方向性だった
しかし制作・製作Pは『アイドルマスター的な』キャラ押しのポップさを欲した、
そこに呼ばれた高橋はまず企画の空気の調整に取り掛かって…という感じでその後も色々話が続く
高橋参加前にどこまで設定があったか、どこを高橋が足したか、とかも