漏れがAIRが最高傑作だと思う理由の一番のところは「彼らには過酷な日々を、そして僕らには始まりを。さようなら」のシーン。
これは凉元とだ〜まえが「彼らには過酷な日々を」をいれるかをどうするかで揉めたけど結果的にだ〜まえがおしきって製品版の形になった。
もしだ〜まえが凉元の意見に丸め込まれてたらAIRは普通に感動するだけで終わりの神作だけど、このワンフレーズを入れることによってよりによって最初のシーンに視点を変えて還ってくるという方を裏付けて唯一無二の作品となった。
同じ時間軸に観鈴ちんアーンド往人さんの転生先が存在しているというパラドックス。
このパラドックスがAIRが最大の謎であり、普通のシナリオライターなら絶対に書けないシナリオ。
色々な解釈ができるからこれだという正解はないけど、無限の終わりとは輪廻転生のことを指しているのか、観鈴ちんのゴールを特異点としたDREAM編とAIR編の無限ループのことを指しているのかは永遠の謎だ。
美しくストーリーが破綻しているのがAIRの素晴らしさだよな。
MOON.のラストシーンも本当に素晴らしいと思ったけど、AIRはゴールで大泣きした後に最後の最後で鳥肌が立った。
もう一回こういう作品が鍵から生まれてほしいなぁ