「ヘギョォォォオッオォォォォォォォォォォォ!!!!」
奈良公園に久弥の雄叫びがこだまする。
時刻は午前1時38分。
こんな時間だというのに今日ものどかな奈良公園の風景。
「へぎょぉぉぉっぉぉぉぉぉぉぉぉぉおぉぉ」
久弥の雄叫びはまだ止まない。
くぜ、クーヤ。未曾有の展開〜味噌煮くらいか。読み方を判別しにくい名前だ。
彼のモニターはコーヒーで濡れているようにテカっている。初心に戻ってチンコを真っ赤に染めてシナリオを書いている。
店先では彼の仲間とおぼしきラマたちが口々に
「渡さん(聞き取れず。何かヤマパンぽい名前)何を今更なことをいっとるんだ君は」
「くおぉ久弥ちゃん最高! !sage!!」
などと未曾有の生返事をかけている。
「へぎょぉぉぉおぉぉぉぉぉおぉっっっっっっ……ッピ、ッピィィィィィィィィィッ!!!!」
138秒。そろそろ限界だったのだろう、
白目を剥いた久弥は麻技たちの元に倒れ込んだ。
毒々しい毒電波に目覚め、久弥フェアが開催される。
「突然何を権田ルバ? 」
いつの間にか俺の隣に来ていた初老のルバがつぶやく。彼もことの顛末を見ていたのか。
「若いうちはどんどん干されるべきだ。もしくは首吊ってこい 。
そうだすのこを買いに行こう。>>1は削除依頼を3秒以内に。
無駄なスレに思えるかもしれないが、それでいい。
スパイラルには無駄なことなどひとつもありはしない。頼むからそういうのはお前の脳内だけで勘弁。」
「知るかボケ」
振り向いたとき、自動的にある程度の時間ごとで書き込みされていくところだった。マジレスは届かない。