「神様になった日」評
キャラクターの身振り手振りや表情が逐一大袈裟で売れない劇団員みたいなレベル、正直最低レベルです。(声優さんが悪いということではありません)
脚本も、本当にそのキャラが喋っているという気がしません。つまりキャラに命が宿っていません。生きてると思えません。
架空の存在しないキャラを、実際に生きてる、と感じさせるのが脚本家の仕事です。
海外の例ですが、GTA5の主人公たちや、ウィッチャー3の主要人物たち、ラストオブアスなど、確実に存在すると思わせてくれるくらいです。
何も、もっともっとリアルにしろと言ってるわけではなく、
たとえば、スカイリムや、フォールアウトのような、もろに人工知能的で挙動もおかしかったり、どこにもあんな人間たちはいないですが、
あのゲームの中には確実に命をもって存在してると思わせることに成功していると思います。
本作のキャラクター達は、それぞれに命が宿っていなくて、すべて一人の人間が話しているような感じになってしまっています。
ただただKey最高!!麻枝天才!!っていってる人達ばかりで作ったアニメという印象を受けます。作り手の感受性と知性が足りてない。