俺はネタじゃなく友近みたいな極貧KYのブサイク野郎だったけど
人生で何をなすかを中心に必死に周囲に食らいついて生きてきた
年を取り与える立場に回って周りが見えるようになって
ようやく人の気持ちが理解できるようになってきたところだ
情緒の発達が遅くて若い頃はミステリ小説ばかりだったが
今頃になってようやく恋愛物が楽しめるようになってここへ来た
雪菜みたいな元々他人の意図に敏感で容姿も恵まれていて
しかもそれを与えるためではなく奪うためにも使える人間は天敵だ
俺が人を振り向かせるのには仕事しかない!
もし雪菜が俺の上司だったら彼女の非言語的な要請を理解できず
「話の分からない二軍」扱いで損な役回りを押し付けられ続けて
それでも俺は挽回しようと必死で働いて潰されてただろう
もし逆に雪菜が俺の部下になったらそれはそれで潰しそうだが